MUSEUM GUIDE に掲載のロボットについて

 


伊東屋(銀座)のショーウィンドウ

 新版ロボット工学ハンドブックの第1編の「1.1 ロボットという言葉」でも解説されるようにロボットは共通の理解を得られる定義はできていません。「ロボットのある博物館・展示施設など」として紹介するにあたって、その基準をどうするか、ということに少し悩みました。産業用ロボット、ヒューマノイドロボットなどの多くの人がロボットと認識してくれるものはよいのですが、例えば恐竜の形をしていてその内部はメカトロニクスで動かされているものはどうするか、展示に「ロボット〜」または「〜ロボット」として形はロボットだけれども内部は簡単な機械(あるいは機械とも呼べないもの)はどうするか。等々・・・

 そこで基本的には「ロボットに何らかの関連があれば」あるいは「ロボットを学ぶ人に役に立てば」という方針としました。
 なお、上の写真のようにその動きで目を楽しませてくれるものを見ると、ディズニーランドのアトラクションを思い出します。四半世紀前、ディズニーランドでリンカーンが演説する姿を見ましたが、そのテクノロジーは広く展開されています。しかし、大人にも現実を忘れて童心に帰ってもらう場所ですので、東京ディズニーランドユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどは対象から外すことにしました。