EOS 5QD (CANON)

 

 AFの一眼レフカメラが登場して何年か経っていた当時、CANON A-1T-70 を特に不満なく使っていました。しかし、ある日、ライブハウスでの友人の撮影で、薄暗い状態でのこれらのカメラのピント合せに限界を感じ、AFへの移行を決心しました。ライブハウスでは T-70 のフィルム巻戻・給装音を小さくするためにカメラ本体をバッグの中に入れて操作しましたので、動作音が静かなこともカメラの条件。そして「静音化」をうたったCANON EOS 5QDを選びました。フォーカシングスクリーンを交換して方眼にできることも、建物撮影がしばしばあるため、魅力でした。
 一緒に揃えたのは EF28-105mm USM 、 EF100-300mm USMのズームレンズ。後者は同僚のラグビーの試合の撮影などで重宝しましたが、そのような目的がない限り、荷物低減のために次第に持ち歩かなくなりました。そして EF24-85mm USM が登場し、建物撮影で「あと1歩下がれたら」ということが多かったため、このレンズが常用となりました。右の建物も道路の制約からこのレンズでないと撮影できませんでした。
 なお、記録を目的とした使い方が中心でASA400のフィルムの画質も向上したため、手ぶれによる失敗低減のために、このフィルムを常用しました。