GIOS PURE の改良・改造

 

■ フォークコラムの支持

 乗り出してすぐにヘッドセット周りにガタがあるのに気づきました。「納入時の調整忘れか」と、ショップに持ち込み、それまでのフォークコラムの調整・固定用の摩擦を利用した部品(カーボンなどの素材がでてきているからその方式とのこと)から、フォークコラム内に引き上げ用のナットを打ち込む部品(CrMoのフォークであることから)に交換してもらいました。このA-HEADシステム、以前の自転車のフォークコラムの支持方法と構造的に大きく変わっているのですが、後で自転車のメンテナンスの本を調べると、ガタがでることについて書いてありました。

■ シートポスト

シートポスト改造前

シートポスト改造後

 MTBなら当たり前なのですが、急な坂を自転車に乗って下る場合、後輪側に体重移動します。この時、姿勢移動にシートが邪魔にならないように最も下げた状態とするのですが、この自転車は左の写真より下にはシートポストが下げられませんでした(!)。そこでシートポストをカットして右の写真の高さまで下げられるようにしました。斜面を試走し、安全で乗りやすくなったことを確認しました。
ボトルゲージのダボが打ち込んであるためにシートポストはこれ以上、下がらない シートポストは安全のためにフレーム内に10cm以上入っている必要がある。自分の乗車姿勢からこれを満足することを確認してシートポストを10cmカットして端面処理して取り付けた状態。(シートポスト径はφ27.2mm)

■ サイクルコンピュータ

 走る楽しみを増やしてくれるものにサイクルコンピュータがあります。配線の手間がいらないことからコードレスセンサーのCC-CL200(cateye)を取り付けました。

■ シフトレバー ■ ハンドル高さ

シフトレバーの位置調整

ハンドル高さの調整

 ハンドルの持ち方が親指と人差し指でグリップを握り、他の指はブレーキレバーにかけるというスタイルのため、ブレーキレバーとシフトレバーが密着した状態でハンドルへ取り付けられていると、ハンドルをグリップする際にシフトレバーが邪魔に感じられます。そこでそれらの取付け間隔を1.5cm空けました。シフト時の指の窮屈な感じもなくなり、操作性が向上しました。(メーカー側でこのような調整についても書いた方がよいと思いました。)  A-HEADシステムのステムを逆に取り付けてハンドル高さを低くしました。前傾の度合いが強くなりより速く走れそうな感じになりました。(その前に本来はエンジンの強化が必要なのですが・・・)

■ ステム

 BA-100用にGRUNGEのステムを入手しましたが、軽量化を図るため、折畳み方式からアジャスタブルのクイルタイプのステムに交換したため、余りました。そこで「試しに」と標準としてついていたもの(メーカー不詳)と交換してみました。ステムの重量は214gから131g、ステムキャップの重量は38gから18gとなり、トータルで103gの軽量化が図れました。乗車姿勢はステム長が短くなったため、気楽な乗車姿勢となりました。しばらくこの乗車姿勢で調子を見てみようと思います。

■ ヘッドライト、テールランプ

ヘッドライト

テールランプ

 日没から夜、自転車の危険な時間です。まずは外部に対して自転車の存在を知らせる必要があります。ヘッドライトは小型・軽量を優先させてHL-EL120cateye)を選びましたが、2008年の「JIS C9502:自転車用灯火装置」の改正でLEDも規格の対象となり、前照灯の最低光度は中心点で400cd (カンデラ)以上となりました。EL120は50カンデラですから遠く及びません。要交換となりました。
 テールランプはTL-LD170(cateye)を用いています。

■ リムテープの交換

 パンクがリム側で起き、パンク修理しても再発する状態、また、チューブを交換してもやはりパンクが起きました。そしてWebで検索してこれが「ニップルパンク」であることを理解しました。標準のリムテープは薄く、リム側のスポーク穴のところで変形しています。この部分でチューブが擦れてパンクに結びついたものでした。PanaracerのPoly-lite リムテープに交換し、ニップルパンクから解放されました。