アイシンコムセンター

愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地
www.aisin.co.jp/pickup/com/index.php

 刈谷市のアイシン精機の本社の近くに、アイシン精機の創立35周年を記念して2001年に建設されたアイシングループの展示館「アイシンコムセンター」がありましたが、創立50周年を記念して近隣の新しい建物で2015年9月1日にリニューアルオープンしました。
 トヨタ自動車工業(株)と川崎航空機(株)の共同出資で1943年に設立の東海飛行機(株)が航空機用発動機部品の生産をしたのが、敗戦でミシン・自動車部品生産と変わり、1949年に愛知工業(株)となり、1965年に新川工業(株)と合併してアイシン精機(株)となったのが概略史となりますが、ヒストリーゾーンこの歴史を紹介する映像(LONG版13分、SHORT版約7分)が用意されています(「アイシン精機40年のあゆみ」がWebに公開されていて歴史を理解するのに参考となります)。また、次の渡部新八社長の経営十訓が紹介されていて、つい見入ってしまいました。

 1. プラス、マイナスゼロならば人を替えよ。
 2. 事あれ主義で年功序列を打破せよ。
 3. 減点主義をとるな。
 4. 失敗を恐れるな。
 5. 可能性が五分五分ならやってみよう。
 6. いまもうからぬ仕事ほど、将来に夢がある。
 7. ふたつあわせて2つで割っていては両方ともだめになる。
 8. 二位主義に徹し、一位を目標に努力しよう。
 9. ムダをはぶいてぜいたくしよう。
10. 正しい位置におることはむずかしい。

 その後、ストリーゾーンの機関系製品、走行系製品、駆動系製品、車体系製品、情報系製品、L&E系製品を見ました。
 2Fのプロジェクションマッピングシアターでは実物大の車の模型が姿を変え、走っているかのような作品(約6分)を楽しみました。プロダクトゾーンはヒストリーゾーンの展示とも関係しますが、アイシングループの製品について理解を深めることができました。そして次世代パーソナリティモビリティを見ることができました。
 アイシンコムセンターは土日祝日が休館(開館時間・休館日を参照)で開館時間は午前9時〜午後5時(入館は午後4時半まで)です。また、デンソーの展示施設「デンソーギャラリー」が近くにあることからその見学もお薦めです。

 (2015年9月3日取材)

(2014年2月24日取材の記事)


コーポレートゾーン(奥がヒストリーゾーン)

歴史を紹介する映像と歴史を解説するゾーン

ヒストリーゾーンの製品展示

2Fの展示紹介

トヨタ・スポーツ800とプロジェクションマッピングシアター

プロジェクションマッピングシアター内のクルマの模型

車のメカニズムとアイシングループの製品

プロダクトゾーン

MT、AT、CVTのメカニズムを紹介する展示

カーナビゲーションシステムの展示など

次世代パーソナルモビリティ

【リンク】