建築ミュージアム

東京都文京区白山3−7−1(東京大学総合研究博物館 小石川分館)
www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/annex.html

 建築ミュージアムは東京大学総合研究博物館小石川分館から2013年12月14日にリニューアルオープンされたもので、東京大学の前身にあたる東京医学校時代の建物が変遷を経て、1965年に解体され、1969年に理学部附属植物園(小石川植物園)内の現在地に再建され、1970年に国の重要文化財の指定を受けています。
 常設展示は「建築博物誌/アーキテクトニカ(ARCHITECTONICA)」で建築模型、東京大学建築、自然形態、空間標本、建築紀行、身体空間の6つで構成されます。建築模型は2008/ 2009年に開催の「UMUTオープンラボ − 建築模型の博物都市」展を機に製作されたもので安藤忠雄氏を有名とした「住吉の長屋」や東京大学本郷キャンパスの工学2号館の模型、そしてフランク・ロイド・ライトの落水荘の模型などがあり、楽しめました。なお、模型が収納された展示ケースは医学部標本室から管理換された昭和初期のものとのことです。また、東京大学本郷キャンパスの関東大震災後の復興工事などの写真も見ることができました。
 建築ミュージアムは建築計画、特にその中の建築物のデザインを対象としたものといえます。この分野に関心ある方にお薦めできます。

 (2015年5月17日取材)


小石川植物園側見た建物

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