ブラザーコミュニケーションスペース

愛知県名古屋市瑞穂区塩入町5番15号
http://www.brother.co.jp/bcs/

 名古屋市のブラザー工業(株)本社と道路(空港線)を挟んで反対側に「ブラザーが培ってきた「モノ創りのDNA」を100年余りの歴史と製品展示を通して紹介しながら、世界市場で挑戦し続けるブラザーの現在、そして未来をご覧いただける展示館」とするブラザーコミュニケーションスペースがあります。『愛・地球博』が2005年3月25日〜9月25日に開催されましたが、同施設も2005年3月に開設されました。
 ミシンの技術開発の歴史、ミシンから発展した精密機械工業の歴史、ブラザー工業の歴史(麦わら帽子の製造機械がスタートだったと知り、驚かされました)が展示を通してよくわかりました。また、刺しゅう機能付きミシン、刺繍する布をX-Yテーブルで移動させて刺繍するもので「一種のロボットといってもおかしくないなあ」と嬉しくなりました。機械設計に関心ある方、ブラザー工業の様々な製品に関心ある方にお薦めしたい施設です。
 ブラザー工業営業日および月二回の土曜日(原則第2、第4土曜日)の10:00〜17:00開館で名鉄名古屋本線の堀田駅を下車して徒歩2分という交通至便な場所にあります。

 (2015年4月28日取材)


ブラザーコミュニケーション スペース

ブラザー工業(株)本社

ブラザー創業期の製品(麦わら帽子製作用水圧機(左、1924年)、麦わら帽子製造用環縫ミシン(右、1928年)

技術と製品の歴史

・ ブラザー工業の歴史を「ミシン専業の時代」、「メカ技術による多角化の時代」、「メカトロニクスの時代」、「ネットワーク・コンテンツの時代」に分け、それに対してコア・テクノロジー(表面焼入れ技術、鋳造技術、木工技術、切削技術、モーター技術、プレス技術、精密加工技術、電子技術、サーマル印字技術、ドットインパクト印字技術、電子写真技術、インクジェット印字技術、通信技術)と製品の関係を示された図表を通してブラザー工業の製品の広がりを理解できました。

■ 世界のミシンの歴史とブラザーの創業期

上糸と下糸の縫いのしくみがわかります

刺しゅう機能付きミシン (一種のロボットといえます)

文化服装学院文化祭ファッションショーの歩み
■ ヒストリーゾーン
■ 体験ゾーン

シースルー型ヘッドマウントディスプレー WD-100G/A

iFデザイン賞2014受賞のプリンター

書籍コーナー

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