JR上野駅の近くにある国立科学博物館は日本館と地球館で構成されます。日本館(旧東京科学博物館本館)は1931年に完成したネオ・ルネサンス調の建物で上方から見ると飛行機の形をしていて、2008年に国の重要文化財に指定されています。日本館の展示は1階から3階へ順に「自然をみる技」、「日本人と自然」、「生き物たちの日本列島」、「日本列島の生い立ち」、「日本列島の素顔」で日本を科学面から理解を深めるための展示となっています。
地球館は地下3階から3階へ順に「宇宙・物質・法則」、「地球環境の変動と生物の進化」、「地球環境の変動と生物の進化」、「地球の多様な生き物たち」、「科学と技術の歩み」、「大地を駆ける生命」の展示があり、科学の基礎や地球全体に関する内容が展示されています。工学関係の展示は地球館の2階の「科学と技術の歩み」に展示されています。ロボットに関連するものとしてカラクリの茶運び人形が展示されています。また、ロボットは精密工学とも深く関係しますが、2006年に重要文化財に指定された江戸時代の万年時計が展示されています。この他、地球館には「たんけん広場」として子ども達の遊べるスペースもあります。
産業技術史資料データベースの中にロボット技術に関するものが収録されており、ロボットの歴史などを調べるのに重宝します。
(2013年8月18日)
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フタバスズキリュウ(日本館3階) |
茶運び人形(カラクリ) |
万年時計(重要文化財、2006年指定) |
旋盤 |
オートモ号(1925年)を復元したもの |
零式艦上戦闘機 |
日本の宇宙開発 |
機械式計算機 |
電子計算機 |
シロナガスクジラ |
蒸気機関車D51 |
■ 2005年の国立科学博物館
【リンク】
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