葛飾区郷土と天文の博物館

東京都葛飾区白鳥3-25-1
www.museum.city.katsushika.lg.jp/index.php

  葛飾区郷土と天文の博物館、天文という単語が含まれるため、「どのような展示があるのだろう?」と気になって見にいきました(京成電鉄のお花茶屋駅から徒歩8分)。
 郷土展示室では、1947年のカスリーン台風による被害の大きさを垣間見ることができました。また、町工場を再現した展示も楽しめました。企画展「葛飾・柴又の宝物 ―知られざる歴史・文化的魅力―」(〜9月19日)も楽しめました(NHK BSプレミアムで寅さんシリーズが放送されていますが、寅さん関連の解説もありました)。そして何より、天文展示室の中央にティコ・ブラーエが惑星位置観測のために開発した大アーミラリー(復元)が展示されているのを見てとてもうれしくなりました(8月11日、NHK BSプレミアムで「天文学者・ケプラーの見た 夢」でティコ・ブラーエの業績として大アーミラリーも紹介されていました)。

 (2016年8月10日)


屋外展示の日時計

櫓時計(1階)
■ 郷土展示室  水と葛飾の関わりが展示され、興味深く見ることができました。
【キャサリーン台風】
 カスリーン台風(1947年)で利根川の堤防が決壊し、多くの被害を出しました。この被害に関して映像で紹介されています。多くの方に見て欲しい映像です。
【蘇る昭和30年代の葛飾】  戦後の葛飾の花形産業はボルト・ナット製造とのことでこれを再現した町工場が展示されています。懐かしい機械油の匂いがほんのりと漂ってくる展示です(記憶にある町工場の匂いはもっと強い匂いでしたが)。
■ 天文展示室  中央にティコ・ブラーエが惑星位置観測のために開発した大アーミラリー(復元)が展示されています。
【スペース・ウォッチング】
 天文展示室の前にガリレオ式屈折望遠鏡、ニュートン式反射望遠鏡、 ケプラー式屈折望遠鏡、カセグレン式反射望遠鏡が配置され、各望遠鏡の説明と見え方の違いを確かめることができます。望遠鏡好きにはお薦めの設備です。
■ プラネタリウム  「配給された映像作品ではなく、最先端のプラネタリウムシステムの機能を最大限に駆使した番組を自ら作り、宇宙の魅力を知る専門のスタッフが全てを生で解説するという、独自のスタイルをとっています」と特徴が紹介されています。

【リンク】