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三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所史料室は、1920年に大江工場で航空機の生産に着手した三菱の現在に至る航空機技術の変遷を各種航空機・発動機の開発、生産に関する資料及び歴史を伝える諸資料を展示・保存することで理解できるように1990年3月に開設されました。史料室内には零式艦上戦闘機52型、局地戦闘機秋水、MU-2、また、数多くの模型などが展示されています。そして飛行機やロケットの技術開発に関する資料の現物を見ることができ、航空工学を学ぶ学生さんや航空分野の技術史を研究されている方に必見の施設といえます。
開館は毎週月、木曜日の9時〜15時で工場休日の場合は休館、そして見学の予約が必要です。 |
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■ 資料室までの通路脇の屋外展示 |
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HSS-2B型初号機 |
T-2 試作初号機 |
F-104J(栄光)国産第172号機 |
F-86F(旭光)国産第2号機 |
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■ 資料室 |
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【零式艦上戦闘機52型】
展示の機体は1983年にヤップ島で見つかった機体の一部を使って復元したもので1990年より一般展示されています。 |
【局地戦闘機秋水】
「秋水」は1944年7月に日独連絡潜水艦がドイツから持ち帰ったメッサーシュミットMe-163Bロケット戦闘機の一部の資料を基に1944年8月に三菱に設計・試作が発注され、11ヶ月で完成し、1945年7月に試験飛行に持ち込んだ日本で最初の有人ロケット戦闘機です。展示機は「秋水」の残骸と保管図面から復元されたものです。 |
【MU-2】
MU-2は戦後、三菱重工が独自開発した小型ターボプロップ機で1963年に初飛行しました。 |
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