南相馬市は相馬野馬追で有名です。その相馬野馬追が開催される祭場の隣に南相馬市博物館があります。福島県は化石を見つけやすい地層(東北地質調査業協会「福島県の地質」に詳しい解説)があります。そこで南相馬市博物館では相馬野馬追、化石などによる古代を含めて地域の歴史・文化などが展示されています(常設展示の撮影は神旗争奪戦のジオラマのみ可です)。
屋外にはC50型蒸気機関車が展示され、階段を上がって運転席の中まで見ることができます。
南相馬市博物館の屋外展示に原町無線塔頭部(原町は現在の南相馬市の原町区に対応)がありますが、この無線塔は1921年7月完成の底面直径17.7m、尖塔高約200mの鉄筋コンクリート製の電波塔で、関東大震災の発生の第一報を世界に伝えたとのことです。そして1982年3月に老朽化により解体されました。国道6号線沿いの『道の駅 南相馬』の近くに1982年10月に建てられた縮尺10分の1の「憶・原町無線塔」があり、当時の姿を想像できます。なお、『道の駅 南相馬』の隣に、東日本大震災以降、南相馬市から他地域に避難されている地域の人たちへの「ふるさと」情報発信や様々な支援活動も行なっている南相馬市ふるさと回帰支援センターがあります。
(2013年9月22日)
南相馬市博物館の外観 |
福島県復興シンボルキャラクターのキビタン |
館内に展示のスバル360 |
浦尻貝塚貝(国指定史跡)層剥ぎ取り断面 |
神旗争奪戦のジオラマ |
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屋外展示のC50 |
C50の仕様 |
屋外に展示された原町無線塔頭部 |
憶・原町無線塔(左) |
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相馬野馬追祭の祭場地 |
【リンク】
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