(2008年4月30日)
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トンネルの建設に使用されるシールド機は自動制御により、掘り進む先の土の硬さなどから速度を制御したり、進む方向を調整するなど、一種のロボットのような機械です。また、橋梁の点検を行う橋梁点検車のブームはロボットアームのようです。
これらの機械を実際に見られる場所は限られるのですが、千葉県松戸市の常盤平団地の近くの国土交通省関東地方整備局関東技術事務所の中に「建設技術展示館」があり
、これらを見ることができます。展示の内容は、国土交通省が道路やダム、橋梁などの土木構造物の工事や管理を行っていることからそれに対応したものとなっています。
昭和43年(1968年)に開発という40年前の水陸両用ブルドーザ、また、泥水式シールド機が屋外に展示されています。車両展示場は災害などがあった時に使用される車両の駐車場を展示に開放しているようです。日本建設機械化協会・多摩美術大学産学共同研究プロジェクト「21世紀の建設機械の提案」(1999年)で上の写真の他、水中、宇宙など様々なコンセプトデザインが展示されていて、目を楽しませてくれます。
なお、常盤平団地は日本住宅公団によって行われた大規模団地造成のはしりとなるもので、松戸市立博物館で団地の内部が展示されていますので、日本の建築の歴史に興味ある人には参考になります。
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