NHK 放送博物館

東京都港区愛宕2-1-1
www.nhk.or.jp/museum/

 NHK放送博物館に訪れ、日本のラジオ放送が1925年に始まり、1939年にテレビ実験放送に成功、1950年に日本放送協会が発足し、1953年にテレビ本放送が開始されたことなどを知り、戦前、戦中、戦後の放送の一端に触れることができました。歴史を伝える放送機器の展示も興味深いものでした。
 惑星探査は関心分野であることから月周回衛星「かぐや(SELENE)」 に搭載された、NHKの開発のハイビジョンカメラの模型を見て嬉しくなりました(館内で撮影する場合、申請用紙に使用目的と掲載する展示物を記入する必要があり、blogなどの用途で玉音放送に関するもの、撮影機材(マイク、カメラなど)ということで申請しました)。
 NHK放送博物館の4Fには図書・史料ライブラリーがあります。メディア研究に活用したい場所です。なお、放送文化研究所の『放送研究と調査』(2012年5月)で調査研究ノート「「放送史」の過去・現在・未来 〜次の「放送史」作成・編集への手がかりを探る〜」が掲載されています。ご関心ある方、お読みください。

追記:NHK放送博物館は2015年2月16日より休館し、2016年1月30日にリニューアルオープンしました。

(2014年8月1日)


NHK放送博物館外観

NHK放送博物館の碑

入口近くに展示の各種アンテナ(同軸開放型(日本初のテレビ放送アンテナ)、スーパーターンスタイルアンテナ(福井放送局)、水平偏波双ループアンテナ(東京タワー)、スーパーターンスタイルアンテナ(東京タワーの最上部に取り付け))

NHK放送博物館の入口

企画展示の案内

重要科学技術史資料(放送用4ヘッド可搬型多目的記録再生装置SV-7400B VTR)

放送が始った日 (1925年3月22日)

高柳式テレビ(1926年)の復元模型

体験スタジオのぽろり、ぴっころ、じゃじゃまる

玉音放送に関する展示

昭和天皇の『終戦の詔書』を録音した円盤。窒素ガスを封入したシールドケースに入れて保管

カメラ

マイクロホン

ラジオ受信機、テレビ受信機

月周回衛星「かぐや(SELENE)」 に搭載のハイビジョンカメラ】

 2007年9月14日に打ち上げられ、2009年6月11日にそのミッションを終えた月周回衛星「かぐや(SELENE)」 、NHKが開発したハイビジョンカメラが搭載され、そのカメラによる「地球の出」(「かぐや」が月を周回することで単に地球が月面から出てくる) は多くの人が目にしている画像だと思います。そのハイビジョンカメラの模型とカメラを開発するにあたって実験に用いられた装置などが展示されていました。

ハイビジョンカメラの模型

【リンク】