九段下駅近くの昭和館は1999年3月にオープンで、1937年に始まった日中戦争から1945年の敗戦までにおける国内の人々の暮らし、そして敗戦から昭和30年頃までの人々の暮らしを伝えるものです。展示を見ていて「実際はもっとひどい生活を強いられたのだろうなあ」と考えさせられました。4分38秒の玉音放送を初めて聞いたのですが、そこに展示された玉音放送の文を読んでなんとか理解できる程度でした。当時、放送を聞いてどれ位の人がその内容を理解したたのだろう」とも考えさせられました。
空襲被害地図で全国で558,863人(広島の原爆で262,425人、長崎の原爆で75,380人、東京の空襲で116,959人、沖縄では軍人・軍属が94,136人と民間人90,000人、・・・)の方が亡くなられたこと(実数はもっと多いようです)、地域別戦没者概見図で概数として2,400,000人(フィリピン519,000人、中国本土465,700人、中国東北部245,400人、中部太平洋247,000人、沖縄186,500人、ミャンマー137,000人、ニューギニア127,600人、ビスマーク・ソロモン118,700人、・・・)が亡くなられたことがかかれていました。戦った国の亡くなられた方、戦地となって戦いなどに巻き込まれて亡くなられた現地の方の人数を考えると・・。3階で「知ってるかな?戦中のくらし〜子どもたちの一日〜」が展示されていて当時の子ども達の生活の一端を知ることができました。
(2013年8月10日)
【リンク】
|