スズキ歴史館

静岡県浜松市南区増楽町1301
https://www.suzuki-rekishikan.jp/

 スズキ歴史館は「時代とともに歩んできた創業以来の多くの製品と現在のクルマづくりの様子を多彩な構成で展示し、子供から大人まで、浜松の歴史と併せて楽しめる施設」としてスズキ株式会社本社と道路を挟んで反対側の敷地に2009年4月1日開館(一般公開は4月13日から)されました。
 3階建ての施設で3階は1909年の鈴木織機に始まる創業から、二輪車、四輪車への事業発展の歴史がわかりやすく展示されています。
 2階は自動車の企画、設計、デザインがどのように進められるか紹介されています。3Dシアターでは「ファクトリーアドベンチャー」(約10分)で自動車の製造の一部が紹介されます。産業用ロボットも展示され、その動作を確認することができます。スイフトの生産ラインの組立行程が紹介されていて、基本ラインの1行程は4.6mで、作業にかけられる時間は65秒とのことです。そして組立てのために様々な工夫がなされていることがわかりました。なお、樹脂成形の展示では自動車のミニチュアがお土産として頂戴できます。そして世界の工場、そして「遠州の偉人たち」としてものづくりに関わる人たちを紹介しています。2階の展示は工学などに関係する若い人たちの学びの場としても活用できます。
 1階は現在販売されている二輪車、四輪車の展示スペースとなっています。
 土・日曜日など休館日で9:00〜16:30の開館です。一人での見学も前日までに同館のWebサイトからインターネット予約することで見学できます。

 (2015年6月3日取材)


手前の低層の建物がデンソーギャラリー

ウェルカムゾーン
■ 3階

スズキの出発点となる鈴木道雄氏の自動織機などの展示

二輪車開発物語(鈴木俊三氏)

スズライト劇場(日本で最初の軽四輪車スズライトSS (1955年)の物語)

フロンテ360SS (LC10, 1968年;・ミラノ〜ナポリ間の走行テスト車両)

ロータリーエンジンのバイクRE-5 (1974年)

GSX-1100S KATANA (1981年)

RGV500Γ (1988年)

スイフト

ワゴンR(軽自動車で初めてRJCカー・オブ・ザ・イヤー受賞(1994年))
■ 2階 【開発ゾーン】

クレイモデル製作(仕上げ行程の前段階の粗加工でロボットが使用されるのを知りました)

計測器を満載した「走行実験車」

安全装置

オフセット前面衝突実験

上のベルジャン路以外、様々な走行面の展示あり

KizashiとREGINA
【製造ゾーン】

樹脂成形のブースのSWIFTオリジナルプルバックカー

生産ゾーン
【世界へ】 【遠州コーナー】
■ 1階

手前は記念撮影コーナーで、またがっての撮影が可能な大人用と子供用のバイク

歴史的なレーシングマシン

SUZUKI HUSTLERのRJC CAR OF THE YEAR, JAHFA, GOOD DESIGN AWARDの受賞のトロフィーなども展示

【リンク】