東京農業大学

「食と農」の博物館

東京都世田谷区上用賀2-4-28
www.nodai.ac.jp/syokutonou/index.php

  東京農業大学、世田谷通りを通る際にその前を通り過ぎるだけでした。創立113年の2004年に開館した同大学の「食と農」の博物館(設計:隈研吾)へでかけてきました。常設展示の日本の酒器(日本酒の好きな方には楽しめる展示だと思います)、鶏の剥製、古農具、村の古民家、農大の歴史、材鑑標本に加えて、東京農業大学創立125周年記念特別展のピーター・メンツェル&フェイス・ダルージオ地球の記録20年の写真展「しあわせのものさし ―持続可能な地球環境を求めて―」(6月1日〜9月25日)を見ました。
 1階には初代学長の横井時敬氏への足尾鉱毒被害民からの弔旗(レプリカ)が展示されていて、その展示から横井氏が当時の農商務省を辞して農政ジャーナリストとして足尾鉱毒事件に深く関わられていたことを知りました。
 「食と農」の博物館の先に1964年の東京オリンピックで使用された馬事公苑があります(現在の国際大会の基準を満たしていないことから、2017年1月から2019年夏までの予定で改修工事)。そして馬事公苑の事務所棟にホースギャラリーがあります。

 (2016年9月13日)


展示温室バイオリウム側から見る

ナレースワン大王鶏

魚の展示

トラクターの展示

横井時敬氏への足尾鉱毒被害民からの弔旗(レプリカ)

材鑑標本 ・・・ 屋久杉など

2階展示室への階段

鶏の剥製

日本の酒器

古農具、村の古民家
■ ピーター・メンツェル&フェイス・ダルージオ地球の記録20年の写真展
 「しあわせのものさし ―持続可能な地球環境を求めて―」
 各国の1週間の食費の比較や摂取カロリーが表示されていました。チャドにおけるスーダン難民の食事を見て無力感を感じました。
■ バイオリウム  一般財団法人 進化生物学研究所の展示温室バイオリウムが 「食と農」の博物館に隣接しています。

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