ていぱーく(逓信総合博物館)

東京都千代田区大手町二丁目3-1 逓信ビル
www.teipark.jp/

 大手町の逓信ビルは小坂秀雄の設計で1964年に竣工しました。そしてその中にある逓信総合博物館は111年の歴史の中で、かつての逓信省(郵政省の前身)掌握であった郵便、電気通信、放送などに係る資料や明治以前の通信に関する資料などを収集保存してきました。隣地が空き地となって何年も経ち、逓信ビル前の赤いパブリックアートに次のお知らせが取り付けられ、「大手町二丁目地区再開発」としてその日を迎えたことを理解しました。

『〜おしらせ〜
 平成25年8月31日をもって、逓信総合博物館は閉館させていただきます。 逓信総合博物館(ていぱーく)は大手町地区際開発のため、平成25年8月31日(土)をもって閉館することになりました。50年間にわたるみなさまのご愛顧に対し、心より感謝申し上げます。』

 8月11日まで「大成丸世界一周記念寄贈資料」をはじめ、逓信総合博物館所蔵のサイズが大きすぎたり、展示テーマにあわなかったり、調査途中等で今まで公開する機会がなかった資料や新たに研究が進んだ資料などのめずらしい資料を公開する さよならていぱーく特別展「大逓信資料列品展」、が開催で7月27日、久し振りに逓信総合博物館へいきました。特別展の展示資料リストの大分類を次に示します。以前、逓信総合博物館に来た時、NHK関係の展示を見た記憶があり、それがなくなっていることに「?」となりましたが、特別展で展示の写真の「111年の歴史を振り返る」の解説パネルから2011年3月31日でNHKが撤退したことを知り、「私の記憶が正しかった」と安心しました。

 (1) 逓信総合博物館創設111年の歴史
 (2) 新たに発見された街道・交通・通信資料
 (3) 新発見! 「海のロマンス」〜世界一周記念大成丸寄贈資料〜
 (4) 「空のロマンス」伝書鳩資料コーナー 
 (5) 壁面裏側コーナー

 逓信総合博物館を構成する「郵政資料館」、「NTT情報通信館」のうち、「郵政資料館」は平成26年3月1日に東京スカイツリータウン・ソラマチ9Fに「郵政博物館」としてリニューアルオープンしました。また、電気通信については見学日に制約はありますが、NTT技術史料館が勉強となります。

(2013年7月27日) 


江戸から長崎までの道中絵巻物

足踏式押印機、ダガン押印機、乗物模型、駕籠(左から)

「空のロマンス」伝書鳩資料コーナー、新発見! 「海のロマンス」〜世界一周記念大成丸寄贈資料〜
・入口に石に孔をあけた「貨石」の展示

1Fの特別展会場と2F, 3FのNTT情報通信館のパネル

自動車電話

ポケットベル

【リンク】