東京都立横網町公園

東京都慰霊堂、復興記念館

東京都墨田区横網2丁目3番25号
tokyoireikyoukai.or.jp/

 東京都慰霊堂では壁面に関東大震災、東京大空襲を伝える油絵や写真が展示されています。『17東京都慰霊堂 | 日本の近代遺産50選』(Nikkei)で東京都慰霊堂、震災復興記念館についてわかりやすく解説されていることから一読をお勧めします。
 復興記念館では関東大震災の被害を伝える写真や火災の熱で溶けた物品などの展示、そして東京大空襲の被害を伝える写真などが展示されていました(屋外展示として溶けた鉄骨や壊れた鉄筋コンクリートなどが展示)。関東大震災の被害状況について学生さんの団体への説明を耳にすることができ、その中で展示の写真は煙が強調されて表現されていること、「写真だから・・」とそのまま、信じてはいけないことなどの基本を再確認させていただくことになりました。石川光陽氏の撮影した東京大空襲の写真も展示されていて、以前、見た記憶が蘇ってきました。
 「関東大震災を歩く」とするパネルが展示されていて、そこに湯島聖堂の関東大震災で焼亡を免れた入徳門についても紹介されているのを目にしました。同館で融けた鉄骨や釘の塊などを見て、関東大震災の被害の大きさ、東京都立横網町公園が多くの方が亡くなった場所であることを再確認させられ、大震災の備えが声高にいわれている今日、復興記念館の役割の重要さを認識させられました。

(2016年4月8日)

■ 東京都慰霊堂

東京都慰霊堂

幽冥鐘と鐘楼

震災遭難児童弔魂像

朝鮮人犠牲者追悼碑

■ 震災復興記念館
■ 東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑

【リンク】