東京理科大学

近代科学資料館・秋山仁の数学体験館

東京都新宿区神楽坂 1-3
www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/

 (2014年8月2日)

 東京理科大学の近代科学資料館は創立110周年を記念して明治39年(1906年)に建てられた木造校舎を模して1991年11月に建設されました。1階の常設展示では算具・算盤、計算尺・機械式計算機、電子計算機、大型計算機、パソコン・コンピュータゲーム、そして録音技術の歴史を伝える機材の展示があります。また、2013年3月には国内初の商用(量産)電子計算機UNIVAC120の展示が開始されています。撮影禁止の指定がされている「パスカルの計算機」(パスカリーヌ)、ライプニッツの計算機、バベッジの第一号階差エンジン、そしてハーマン・ホレリスのパンチ・カードシステム(レプリカ、国立科学博物館からの貸与)なども興味深い展示です。
 地下1階には『秋山仁の数学体験館』(2011年10月設置)が開設されています。


UNIVAC 120

紙テープ、磁気テープ

パンチカード

外部記録メディア

機械式計算機IIの展示エリア

懐かしのApple IIなど

録音技術の歴史

展示『東京物理学校から東京理科大学へ』

 コンピュータの歴史を調べるのに情報処理学会歴史特別委員会により制作されたバーチャルミュージアム『コンピュータ博物館』が参考になります。そして電子情報通信学会の『知識ベース 知識の森 』も「執筆の進んだところから公開」とのことで「6群(コンピュータ−基礎理論とハードウェア) - 1編(コンピュータの歴史)」も公開されていて、読み応えがあります。しかし、歴史を知る上で実物を見るのはやはり重要です。上記の『コンピュータ博物館』の中で「分散コンピュータ博物館」として実物展示をしている施設が紹介されています。京都コンピュータ学院校友会機関誌 "Accume" (Vol.21) の「Accumu KCG「コンピュータ博物館」構想」の中で計算機を展示している施設として東京理科大学が「一番整っている」と評されています。

■ 秋山仁の数学体験館