遊就館

東京都千代田区九段北3-1-1 靖国神社
yusyukan.yasukuni.jp/index.html

 遊就館はそのWebサイトで歴史が紹介されていますが、神奈川県庁舎などと同じ帝冠様式の本館(1931年)と増築された新館(2002年)で構成されます。入館は新館からで、その玄関ホールに零式艦上戦闘機がC56型31号機関車、八六式十五糎榴弾砲、八九式十五糎加農砲とともに展示されています(玄関ホールの見学は無料)。
 「建物外観と零式艦上戦闘機を撮影したから、もう、いいんじゃない?」、「ここまで来たんだからちゃんと展示も見なければ・・」という若干の心の葛藤の後、拝観料とされるチケットを購入して展示を見始めました。そして靖国神社が「戦争を否定し、平和の尊さを伝える展示施設ではない」ことを再確認させられました。大展示室にはロケット特攻機「桜花」、艦上爆撃機「彗星」(戦争末期、特攻に使用)、人間魚雷「回天」が展示されていました。人が人として扱われていない国であったことを示す最悪の兵器でやりきれない気持ちになりました。
 1881年に建てられたものが1903年に境内に移築された能楽堂が境内にあり、これを見て少し気分転換できました。

 (2015年2月8日)


本館

新館

零式艦上戦闘機

C56型31号機関車

八六式十五糎榴弾砲、八九式十五糎加農砲

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