福祉住環境の本

 

 福祉分野のロボットを研究開発する場合、「福祉機器に関する情報リソース」で述べたように実際に使われている福祉機器に関する知識も不可欠です。また、「国際福祉機器展」では建築設備の展示も含まれるように建築環境に対する知識も不可欠です。
 大野隆司他の執筆による「福祉住環境」(市ヶ谷出版、2520円(税込))は大学・短大・専修学校で初めて「福祉住環境」を学ぶ人のための教科書として編集された本で、福祉住環境の考え方、高齢者・障害者の身心特性と環境整備のポイント、福祉用具の活用、福祉住環境整備実現のための基本的技術と知識、福祉住環境事例集の5章で構成され、建築環境を含めて体系的に学ぶことができます。なお、この本は「福祉住環境」は東京商工会議所福祉住環境コーディネーター検定試験の試験内容に対応するもので、「勉強のついでに資格取得も」ということであれば、東京商工会議所の公式テキスト(3級が2000円、2級が4200円)で勉強するのも実利的といえます。

福祉住環境コーディネーター検定試験
(2級公式テキスト)