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デジスコのために準備した口径60mmのスポッティングスコープKOWA
TS-613をデジカメ接続用のアダプタTSN
DA-1(KOWA)に28mmのアダプターリングをつけてCoolPix
4500を接続し、月の撮影に使っています。 Manfrottoのビデオ雲台700RC2とビデオ三脚756Bの組合せを使用していますが、通常のスコープの取付方向だと天頂に近い角度に対応できないため、スコープの取付を前後逆とし、かつ、操作棒の取付も逆にしてこれに対応させています。そして傾斜型のスコープであることから天頂に近い位置にある月も直視型のように苦労しないで観察することができます。
上記のデジカメだとズームのワイド域でケラレがありますが望遠側で使う分には問題なく、スコープの接眼レンズTSE-21WBでちょうど下の写真のように月がうまく画角の中に納まります(35mmフィルム換算、3100mmの超望遠レンズに相当)。更に拡大して撮影したくなり、TSE-14W(30倍)も入手しました。より迫力ある月面の姿が撮影できます。このカメラのスイバル機構は無理な姿勢をしないでも月を確認でき、撮影に重宝しています。なお、スイバル機構でないカメラでは液晶モニタを外付けする方法があります。
下の写真はフラッシュOFF(当然ですが)で-1.0EVの露出補正をかけ、余分な振動を与えないようにタイマーを使い、あとはカメラ任せで撮影した何枚かの写真の中から選んだものです。スコープで見るだけではわからないクレータ内の中央丘もよくわかり、スコープによる目視観察に加えて新たな楽しみができました。
現在、日々の月の変化を撮影中 |