BJC-50V(CANON)

 

導入の経緯


BJC-50V(CANON)
寸法:302 × 112.5 × 49 [mm] 
重さ:900[g] (バッテリ込み)

 出張直前で「発表用のOHPをつくっている時間がない!」という状態で、ホテルでの作業を決めてインクジェット用のOHPシートとともに職場から近くのコンピュータ機器店 で入手したのがこのカラープリンタです。
 カラーイメージスキャナカートリッジIS-12も同時に入手しました。
インクカートリッジから交換することでA4サイズのシート原稿(プリントした写真を含む)に限定されますが、360dpiのカラースキャナとしても使えます。現在のような高解像度のデジカメが普及していない時代で、スキャニング速度は遅いですが出先での非常用機器と考えればそれなりに役立ちました。

 

OSとノートPCの更新の中で


左側はBJC-50V専用ケーブル
右側はUSBtoパラレルプリンタケーブル
そしてその間を結ぶプリンタ中継アダプタ
AD-D25C36F (サンワサプライ)

 Windows 98まではノートPCのIrDAで通信でき、プリンタケーブルの持ち運びは不要でしたが、Windows 2000ではIrDAで通信できなくなり、専用ケーブルとノートPCのパラレルポートのついたI/Fアダプタを持ち 運ばねばならなくなりました。そしてUSB接続対応の後継機BJ M40がうらやましく思えたものでした。
 現在のノートPCはDynabook SS S20でUSBインターフェースのみ。このため、BJC-50Vのパラレルケーブルを接続することはできません。BJC-50V本体のパラレルポートのコネクタ形状は特殊で 、市販のUSBtoパラレルプリンタケーブルも使えません。そこで25ピンメスと36ピンメスのコネクタをもつ中継アダプタを使ってUSBtoパラレルプリンタケーブルとBJC-50Vの専用ケーブルを接続し、印刷できるようになりました(左の写真)。なお、スキャナカートリッジIS-12は残念ながら認識してくれません。

 

まとめ

 360dpi(スムージング処理で720dpi)は現在のプリンタの解像度の水準からいえば低いですが、出張用と考えれば実用的な水準です。リチャージブルバッテリ内蔵のため、電源がとれない場所での印刷にも対応できます。IS-12ではスキャン速度も低く、一方、デジタルカメラの解像度があが ったことから、スキャナ機能が使えなくて困ることはありません。
 今日、プレゼンテーションはPCをそのまま、プロジェクタに接続してになりましたので、OHP作成のために本機が必要となることはなくなりました 。このため、保険的になっています。なお、利用頻度が低いため、インクの点検のために時々、テスト印刷が必要です。