LP-9000C (EPSON)

 


LP-9000C (EPSON)

 印刷速度が遅いのを我慢しながら使っていたA3対応のレーザープリンタLP-8200 (EPSON)が時々、カセットユニットで給紙ミスを起こすようになりました。下記のように安価で、かつ、モノクロ印刷が早いカラーレーザプリンタとして本機がでたため、「修理して速度を我慢して使うより・・・」と導入しました。
 重さは1人で取り扱えるぎりぎりのものですが、他のセットアップはマニュアル通りに進めれば特に難しいものではありません。稼動中の音は「業務用」そのものですが、待機モードは静かです。RAMは512MBを増設しました。(SDRAM PC100 CL2か、PC133 CL2が増設メモリとして使えるということで、最初、PC133を入れたのですが、メモリを認識せず(相性保証をしていたため、大きな負担にはなりませんでした)。そこでPC100を使ったら無事にメモリを認識しました。ノーブランド品を使うのはリスクがあります。)

 

 2003年10月にモノクロ40PPM、カラー10PPMで世界最小寸法をうたい定価も198,000円のA3対応カラーレーザープリンタLP-9000C(EPSON)が登場しました。それまでの各社のA4対応カラーレーザープリンタの大きさ、重さと余りかわらないのですから驚きでした。そして2004年1月には外観と公称印刷速度の同じLP-7000Cが定価158,000円で登場しました。どちらにしようか悩みました。前者はプリンタ側で最終印刷データを生成するのに対して、後者はクライアントPCで行う方式で制御そのものが異なります。前者の方式ではPCの性能が印刷速度にあまり影響を与えません。また、UNIX から Ghostscript を使用した直接印刷をするにはESC/Page[-Color]が必要でこれは前者のみが対応となります。加えてコピーシステムへの発展性があるのは前者です。プリンタの更新を決めた2004年3月時点でのインターネット上での流通価格に大差がないことからLP-9000Cに決まりました。なお、LP-9000CZも同時に検討しましたが、複数の人間が同時に何種類かの紙サイズで出力する環境では不可欠な増設カセットユニットも一人で使う分には必須ではなく、用紙サイズ交換の頻度も低いことから「43kgという重さをさらに増やしたくない」ということを優先させました。Ethernet I/Fカード PRIFNW3Sも以前の純正品に比べれば格段に安いことから同時に導入を決めました。

 使用を開始して1年、定着部で紙詰まりが多発するようになりました。そこでまず、CD-ROMの取扱説明の中に書いてある「定着ローラの清掃」を行いました。これで紙詰まりしたのが嘘のように解消されました。出張修理を頼んだ時の金額を考えると「ホッ」です。

 2006年になって、また、定着部で紙詰まりが多発するようになりました。今度は上記の作業では改善されず、EPSONの修理を呼ばねばならない状態。A3対応のスキャナを作業効率の改善のために導入を考えていたところで、修理はせずにLP-M5500の導入を決めました。