COOLPIX 950 (Nikon)

 

導入の経緯 他

COOLPIX 950 (Nikon)



アクセサリー収納用ケース
PLA-SHELL (40×30×14cm, HAKUBA)

 1999年3月発売のCOOLPIX 950 (Nikon)は、私が銀塩フィルムカメラからデジタルカメラに移行する分水嶺となったカメラでした。
 当時、使っていたFinePix700と比較すると起動時間、撮影間隔はストレスのない短さとなり、150万画素(FP700)から210万画素と画素数は上がっていますが、それ以上にFP700のデジタルカメラ臭い画像から一段、抜け出したものに思え、「Slim T代わりに持ち歩ける」となりました。また、950のデザインやNikonの一眼レフカメラを思わせるマグネシウム合金製のボディの質感も本機を選んだ理由です。
 211万画素の1/2型CCDで35mmフィルム換算38〜115mmの3倍ズームレンズ、そして本体だけで最短2cmのマクロ撮影が可能なのは35mmフィルムでのマクロ撮影を考えると大変、便利です。1600×1200画素の画質はL版のプリントサイズ程度であれば満足のいくもの、メモ代わりの撮影、複写機代わり(A4サイズに収まらない大きな文書(製品の取扱い説明が書かれた包装箱等)やコピー機械に載らない凹凸のあるもの)にも使いました。A4サイズの用紙は210mm x 297mmでこのカメラの1600x1200の画素数では、1mmあたり5画素に相当します。普通の書類ならばピントにさえ気をつければ十分、読み取りできます。画像の状態がよければ画像処理後、OCRソフトにかけることも可能です。
 高画素化へ対応するため、CoolPix4500にその座を譲りましたが、心に残るコンパクトデジタルカメラです。

 

アクセサリー

 システムデジタルカメラとして各種のコンバージョンレンズなどがオプションとして用意されていて、勢いで下表のものを揃えてしまいました。 高画素化対応で後継機となったCoolPix 4500に対して、液晶フードを除いてこれらの機材が流用できました。

周辺機材 コメント
フィッシュアイコンバータFC-E8

0.21倍のコンバータ(レンズ構成は5枚4群)。約205g。35mmカメラ換算8〜24mmとなります。1眼レフ用には価格から手の出ないフイッシュアイレンズの面白さをこれにより体験することができました。

ワイドコンバータWC-E24

0.66倍のコンバータ(レンズ構成は2枚2群)。約64g。35mmカメラ換算25〜76mmとなります。
テレコンバータTC-E2

2倍のコンバータ(レンズ構成は4枚3群)。約150g。ワイド側ではケラれるため、実用は35mmカメラ換算130〜230mmとなります。
テレスコマイクロ 8x20D この単眼鏡との組み合わせてCoolPix 950で35mm換算900mmの超望遠と、60倍の超マクロ撮影が可能となります。月撮影 では色収差が顕著で、超望遠はデジスコで対応となったため、超望遠としては使っていません。なお、後継機はEDレンズで光学性能が向上しているようです。
外部ストロボ
(スピードライトSB-22S

最初、手持ちのPE-321SW(National)を使 おうとしましたが、操作面からNikonのスピードライトを入手しました。
増灯ブラケットSK-E900

アクセサリーシューがカメラについていないため、外部ストロボをつかうためにSK-E900を入手しました。折角のコンパクトカメラサイズなのですが 、持ち運びを考えたサイズでの設計をしてくれればと思うのですが・・・。
MACRO COOL-LIGHT SL-1

影のないマクロ撮影が簡単にできます。光源に白色ダイオードを使っているため、色味が若干違うようですが、 十分、使えます。
液晶モニタフードTID-1

「炎天下だと液晶モニタの表示が見えない」という弱点があったのですが、このフードを使うことで解決されました。Nikon純正のものより、(株)ニコン技術工房の製品の方が3倍のレンズを内蔵で使いやすいものとなっています。なお、私はフード内部のプラスティック部分に液晶の光が反射することから、その部分に黒の起毛シートを貼り込んでより見やすくしています。

 

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