ワイドコンバージョンレンズWCON-08B (Olympus)の実験
FinePix S9000 + WCON-08B |
S9000単体のWIDE端 |
WCON-08BとのWIDE端 |
FinePix S9000の発表時
にはオプションのワイドコンバージョンレンズはありませんでした(後継機のFinePix
S9100の発表時にWL-FXS6が登場)。建物の撮影を時々することからS9000の28mmの広角域を、手持ちのE-20(Olympus)用の0.8倍のワイドコンバージョンレンズWCON-08B(最大径108mm×全長43mm、重さ340g)
を使ってさらに拡大できないかと、ステップアップリング(58→62mm)を使って取り付けてみました。
結果はWIDE端(6.2mm)で右上の写真のように画像の左上にケラレが生じ、ケラレがなくなるのは6.8mm(35mmフィルム換算25mm)でした。
そしてワイドコンバージョンレンズではステップアップリング自体がケラレの原因となる場合があることを理解しました。しかし、ズームを望遠側にするにつれて画像が劣化し、TELE端では
周辺部が流れる画像となりました。テレコンバージョンレンズは広角側でケラレが生じ、望遠側での使用に限定されましたが、(高倍率のズームカメラで)ワイドコンバージョンレンズは画質の低下から広角側での使用に限定されるようです。
S9000はWCON-08Bのような重いコンバージョンレンズをレンズ先端につけることを想定した設計になっていないようで、ズームリングの操作感が悪くなります。S9000に無理をかけたくなく、実験までとなりました。
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