LX50-20 (Meade

 


Meade LX50-20 
F6.3, 1280mm


CoolPix 4500をアイピース (25mm) に近づけて撮影


一時代前の天体導入用コントローラ

アイピース

倍率
Plossl 25mm  (付属品) 51.2倍
Super Wide Angle 13.8mm 92.8倍
Ultra Wide Angle 6.7mm 191倍
Ultra Wide Angle 4.7mm 272倍

 

 月がよく見えたある夜、望遠鏡をセットしてデジタルカメラを手に持ってアイピースに近づけて撮影(コリメート法)した何枚かの写真の1枚を、画像処理もしないで単に切り出しただけのものが上の写真です。天体観測は初心者の域から全く抜け出ていず、撮影も本を読んで「写るかな、試してみようかな・・・」でこのような写真が簡単に撮れてしまったのは驚きでした。
 「ちゃんと道具立てをして写真撮影に取り組んでみようかな」とインターネットを調べ始めました。MeadeのデジカメアダプターIIは色々なカメラに対応できそうなのですが、光軸合わせ、眼視とデジカメの切換が少し面倒そう・・・、また、SP 40mmには適用できないとのこと。ビクセンのDG-LVはビクセンのLVアイピース専用で生産中止(後継機種の販売は未定)。アイベルの製品が適用できそうな感じでしたので問合せたところ、「『オリジナル デジカメビデオアダプターVタイプB』は、CoolPix 4500とMeade LX-50-20に対応し、SP-40mmも上記の他のアイピースにも適用できる」とのこと。値段は送料、消費税込みで15,540円。ということでこの製品で決まりのようです。

 

■ 使用した望遠鏡のこと

 月関連の仕事をしていた時、「もっと月を知ろう!」と入手したのが上の Meade LX50-20 です。いつか写真撮影もしたいから、経緯儀のLX200シリーズよりも赤道儀で価格も安いLX50シリーズで、と考え、また、この機種の販売を終える時期でもあり安く入手できました。Meadeカラーと呼ばれる鏡筒の色と全体のデザイン、従来の望遠鏡と変わっていることも選んだ一因でした。(本当の天文マニアならば、こんな望遠鏡の選び方はしないのでしょうが・・・)
 販売されていたのは口径20cmのLX50-20と口径25cmのLX50-25、そしてそれぞれ口径比がf/10とf/6.3の4種類ありました。口径20cmのものの鏡筒と架台の重さは約20kg、これに対して25cmのものは約30kg、販売価格はそんなに差はなかったのですが、一人で自動車に積み込んでセッティングが可能ということで20cmのものを選びました。口径比の選択は星雲を撮影するには明るい方がよいだろうと、また、その当時、CCDによる撮影が注目を集め始めた時期で、「いずれ・・・」と焦点距離1280mm の f/6.3としました。そして「組み合わせは眼視に向いていない」と書かれていますが、f/6.3 Focal Reducer も一緒に入手してしまいました。(未だにCCDを購入するに至っていません。f/10をベースにした方がよかったかな、という気分になる時もあります・・・)
 付属の25mmのアイピースで月全体がちょうどよく見える感じです。倍率の目安は口径の1.5〜2倍というのを何かで読んで、上のようなアイピースを揃えました。なお、さらに低倍率側を広げるためにSP40mmのもの、そして25mmをSW24.5にしたいと考えています。
 最近のMeadeの望遠鏡には安価な小径のものからAutoStarが付属し、簡単に天体導入が可能になっています。初心者には天体を探すのが一苦労となりますので非常によいことです。LX50には天体導入用コントローラ MAGELLAN II を利用できるようにしました。なお、極北もあわせず、赤道儀を操作して対象物を観望していることが多いのが実際です。

 

■ 天文シュミレーションソフト(The Sky)

 Windows 3.1時代のVer.J2.0をいまだにノートPCに入れています。そろそろ更新の時期か・・・。

 

【文献】

  • 田中千秋:『図説天体望遠鏡入門』、1988.9、立風書房
  • ハ板康麿:『プロセスでわかるはじめての天体写真』、1998.6、誠文堂新光社
  • 福島英雄:『天文アマチュアのための冷却CCD入門』、1996.4、誠文堂新光社

 

【リンク】

 


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Revised: 2008/02/04 .