1999年製の本Note PCを、2002年まで移動作業用PCとして使ってきました。液晶ディスプレイは11.3"で800x600の解像度ですが、最近の1024 x 768のものよりも文字が大きく、議事録作成などの使い方が主の私には好ましいものでした。弱点は、標準のバッテリーで1時間安心して使うことができないことでしたが、大容量バッテリーパックにして、2時間程度の会議ならバッテリだけで安心して使えるようになりました。
 「Windows 2000の環境でPentium 300MHz以上」をシステム要件とするウィルスバスター2002にバージョンアップしたら予測したことですが、動作がめっきり重くなったことから、SS3480にその座を譲り、バックアップ用となりました。


■ Hardware

 私のノートPCの選択基準として、フルキーボードと同様の配列で各キー幅は均等に近いものというのがあります。このため、キー配列が変則的なもの、右手小指が分担するキー幅が極端に狭いものは候補外となります。また、ポインティングデバイスについてはスティック型が好みとなっています。この条件に該当するのはTOSHIBAとIBMとなります。本機は無理のないサイズでタッチタイピングが安心してできるため、選びました。また、キーボードとパームレストとなる部分の位置関係も良好です。
 CPUはCeleron 333MHzでメモリは128MBに増設しました。H.Diskは標準の4GBから、IBMの20GBのH.Diskに換装(既にリンク先不明となっていますが、Winfieldさんのサイトの姉妹機SS3380のH.Disk換装レポートを参考にしました)してあります。長期に使ってこられたのもこれによります。

■ Software

OS

 OSはWindows 98SEとWindows 2000をデュアルブートセットアップ*しています。Windows 2000はToshibaの正式サポートOSであることと安定性によります。Windows 98はPCのBIOSのアップデートのためにDOSのFDが必要な場合や、昔の16bitのソフトを動かすために入れています。クリーンインストールしたことで、使用頻度の低いアプリケーションプログラムの掃除ができ、2つのOSで使用するアプリケーションプログラムを別けたことで安定性の向上になったのではと考えています。また、一時、Windows MeにしてBJ-50VとのIrDA通信ができなくなったのですが、98にしたことで復活しました。Windows XP化についてはきっぱりと諦めています。

*: デュアルブート環境でWindows 2000のみ削除する方法

Application Program
(下記は使用当時のものです。白は現在も残しているもの)

MS Office 2000 MS Office XPを試しにいれましたが、重いため、すぐにMS Office 2000に戻しました。
MS Outlook アドレス帳とスケジュール管理に使っています。ActiveSyncでPDAと同期をとるためもあります。
ActiveSync 3.5 本機はWindows CEマシン(MobileGear II 520G-FORT)の母艦の役割もしているため、これらとスケジュール等の同期をとるために使用しています。
ウィルスバスター2002 出先での電子メール受信用として使っているため、必須のアプリケーションプログラムです。VB2001からVB2002にして「重くなった」と感じました。インターネット接続していない時はVB2002を終了させるなど運用上で対応しています。
DiskX Tool 時々、動作させてはマシンのクリーン度を保ち、動作の安定化を図っています。 
Eudora ウィルス感染の危険性を少しでも減らそうとMS Outlookは使わずにEudoraをつかっています。メッセージは自動で開かないように設定するなどのウィルス対策をしています。
JRトラベルナビゲータ 鉄道で移動する場合の必需品です。MobileGear II 520G-FORTにも導入しています。「駅すぱーと」との比較使用ではJRに少し偏っているのではと感じたのですが、CEへも対応ということで選びました。
Map Fan V 全国詳細版(インクリメントP)

・ 携帯地図として
 首都圏タウンマップディスクの内容をインストールし、首都圏の路線図から駅の構内、周辺状況を調べたり、高速道路のインターチェンジの周囲の状況を調べたりに使っています。それまで持ち歩いていた文庫判の地図では難しかった使い方ができるようになりました。H.Diskを20GBに換装して最も効果を出しているのはこの地図の面です。Map Fan CE2000によりWindows CE機でも使えることからこのアプリケーションを選びました。現在はCD-ROMによる販売がなされていない状態で地図情報のアップデートができないのが難点です。

・ ルート探索
 自動車で土地勘のない場所へ出かける時、本ソフトウェアに含まれるRoute Explorerでその場所へのルートを簡単に探索できるようになりました。必ずしも最適のルートではないようですが、あるとないでは大違いです。下記のGPSと組み合わせて有効につかっています。

・ 簡易CAR NAVI

 

ケータイ・エディ6 携帯電話D501i用として入れています。
秀丸エディタ Windows 3.1の時代からのお付き合いです。
NextFTP ホームページをアップする時に使っています。
Lhaplus 圧縮・解凍のツールとして最近はこれを使っています。
Tex for Windows Texのファイルを読むのに使っています。
DTONIC デイリーコンサイス英和・和英辞典です。
読んでココ! 文章をIS Scanからスキャン、あるいはデジタルカメラで撮った画像をモノクロ2階調に処理してBMP, JPG, TIFのいずれかのデータ形式に変換してデータとして読み込ませてOCRの役割をさせます。
Photoshop Elements ノートPC用として軽いものを、といれています。
Acrobat Reader pdfファイルを読むための必需品です。
PartitionMagic デュアルインストールでパーティションを分けるのに使いました。 
パルディオ電話帳エディタ Ver 2.00 PHS PALDIO 611S用としてWindows 98側に入れています。
Easy Fax 7 出先や携帯電話でファクシミリを送るのに使います。
IS Scan Plus BJC-50VにIS SCANを取り付けてスキャナとして使用できるようにします。
CC READER, CC TRANS クローズド・キャプション・デコーダーSLD-800(SANYO)からRS-232C経由でPCへキャプションを取り込むことができるMS-DOS用のアプリケーション。
Autosketch R2.1 旧い簡易CADソフトですが、以前作ったファイルを開くためにWindows 98側に入れています。
ラベル印刷ソフトFA-B10 CASIO Name Land KL-E11のラベル印刷用としてWindows 98側にインストールしています。
Stamp It! Computer Link for Windows CASIO Name Land/ Stamp Maker KS-100によるハンコ制作用としてWindows 98側に入れています。
The Sky (Ver.J2.0) 天文シミュレーションソフトで、Windows 3.1時代の旧い16bitアプリケーションのため、Windows 98側に入れています。
Vistapro2 3D景観グラフィックソフトでWindows 98側に入れています。

 

■ 携行品

 SS3330と一緒に持ち歩いていた品物として次のものがありました。

a. 通信機器、その他

 B6ノート(手書メモ用、絵を書いて理解を促すにはこれが手っ取り早い)、ZEBRA Sharbo、携帯電話D501i、携帯接続用ケーブル、PHS (Paldio 611S)、CF用PCアダプタ、メジャー(3m)、白色ダイオードの懐中電灯、アクセサリケース(こまかなものとハガキ、切手類を収納)をPCと一緒に携行します。

b. プリンタ

Canon BJC-50V

 出先で印刷が必要な時に利用しています。IS Scanでシート原稿のスキャンにも対応できます。(発表資料の作成の時間がなく、ホテルでOHPを制作をせざるを得ない時などに役に立っています。ただ、これがあるために発表前日にホテルでOHP作成が習慣化してきたのには・・・。)

c. マルチモニタ対応プレゼンテーションPCカード

IO DATA CBMLX2
出先にある大型のテレビを利用してプレゼンテーションを行うのを主目的として使っています。640x480というサイズの制限はありますが、PCカード1枚で昔、使っていたAC電源が必要な巨大(?)なビデオ出力変換器の代わりをするのですからありがたいものです。また、画質も格段によくなっています。

d. ノートPC用クッションケース
 ノートPCはダイビングスーツの素材でできたケースに入れてデイバッグやカバンに入れています。

e. ACアダプタ、(必要に応じて)延長ケーブル