MultiPass C70 (CANON)
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プリンタとスキャナを組み合わせた複合機は省スペースの面で気にはなっていました。そしてプリンタと遜色ない印刷速度の本機が登場し、導入となりました。
本機のようなデジタル複合機、SOHOなどに最適な製品で、座ったままでかなりの処理ができ、運動不足を助長するのが数少ない欠点(?)といえます。初めてPCを買う人に最初に薦められる周辺機器です。(本機からPIXUS
MP790に更新しました)
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本機を選んだのは印刷速度がプリンタ専用機と遜色ないことからでした。印刷品質も満足できるもので、写真印刷もフォト光沢紙(FUJIFILM)を使えばプリント代わりに人に渡しても恥ずかしくない水準です。(注:「安いから」とデジカメ光沢用紙(ELECOM EJK-DGA4AZ)を使って写真出力した時、黒が締まらず紙選びの重要さに気づかされました。)
ファクシミリ機能はADF付のため、単体ファクシミリと遜色のない使い勝手で、PCFAXの機能も重宝しています。コピー機能は印刷速度の高いプリンタ部を共用のため、個人用としては満足できます。
スキャナは、A4の書類を白黒2値300dpiでpdf化に使う分には速度的に「まあいいか」と思えますが、カラーでスキャニングする場合はPCとのI/FがUSB1.1のために時間がかかり、我慢を強いられます。このため、複数のカラー原稿がある時は専用スキャナの使用、また、光学読取部がCISのため、ブック原稿での綴じ部のスキャニング品質がCCDに比して劣るのも気になります。
・ 最新修正プログラム (2003.12.1)
【使用に際して起きたトラブル】
使用して1年ほど経った時、スキャナの歯付ベルトが切れる故障がありました。これは無償保証の範囲として修理されました。以前、使っていたScanJet IIc
(HP)
は過剰と思えるほど機械的にしっかりしたつくりで、それと比べるとC70は華奢な構造です。このような故障が起きてみると、「限界設計に近いかな」という気にさせられました。
UPSを更新してUPS用ソフトウェアをインストールした後、PCファックスが使えなくなり、FrontPageやNikon
Viewなどの起動がやたらに重くなりました。 MultiPassのアプリケーションプログラムを一旦削除して再インストールにより、これらの問題が解決されました。
2002年1月の本機の入手からまる4年に近くなった2005年の終わり、印刷時に紙が重なって送られることが時々、発生するようになりました。調整に出すことも考えましたが、PIXUS
MP790が製造終了で後継機はでるかどうかわからないとメーカーから聞き、「買い換えるならば今」と、流通在庫からMP790を探し出しました。
機械製品は使用劣化、経年劣化から逃れることはできません。修理にかかる費用と新しく機械を購入するのに必要な費用、また、新しい機械により得られる便益を秤にかけて意思決定となりますが、コンピュータ周辺機器の常で製品価格が下がりながら機能向上が図られることから、修理して使いつづけるという選択はなかなかできないことを実感します。 |
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