三脚・雲台(スティルカメラ用)
■ PH-170 + PX-701F → PH-163HA + PX-701F
左側下のカメラ三脚(Velbon PX-701F、定価35,800円)は約15年前に3D雲台(Velbon PH-170)付で入手したものです。
エンジニアリングプラスティックが広範に利用される以前の製品でほとんどが金属でできています。3段の脚は太く、剛性が高く、クイックレバーロックの操作感は小気味よいものです。重量があることから、望遠ズームをつけた一眼レフカメラも安心して振り回せます。同僚のラグビーの試合撮影
で、この三脚の水準器内蔵の雲台が選手をカメラで追うのに役立ちました。また、3D雲台は望遠で景色などを撮影する際の微妙なフレーミングにも役に立ちました。
近年は手ぶれ防止や自分も加わった集合写真の撮影に三脚を使うような状況で、3.8kgの重さが持ち運びに苦痛になってきました。そこで雲台を自由雲台(Velbon
PH-163HA)に交換し、約0.7kg軽くしました(右写真)。カメラの固定が素早くできるようになったのは当然ですが、軽い雲台となったことからトップヘビーな感じがなくなり、安定感が増しました。雲台を交換できる三脚のメリットです。
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カメラ三脚 PX-701F (Velbon)
伸長169cm、縮長67cm
重量3.8kg |
3D雲台
PH-170 (Velbon)
約1.1kg、水準器付き |
自由雲台
PH-163HA (Velbon)
約350g |
SPRINT PRO (SLIK)
全高163.5cm、縮長48cm
重量0.89kg
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CX-444B(Velbon)で学んだことをベースに入手したのが本三脚です。FinePix
S9000にちょうどよいバランスの三脚になりました。
なお、TCON-17をつけた時に構図がぴたっと決まらないことから標準の自由雲台のSBH-100からボール径が12%ほど大きいSBH-120に付け替えたところ、望遠端に繰り出した状態で雲台を固定して若干の垂れは認められますが、予測可能な範囲で容易に構図が決まるようになりました。重量増は高々34gですが三脚の性能が1ランク上がった感じがして使える範囲が広がりました。
Sprint
Pro IIになってクイックシュー化され、また、ウレタングリップが装備されました。クイックシューはうらやましいとは思いませんが、冬場はウレタングリップが欲しくなります。そこで近くのホームセンターで直径20〜22mmに対応の長さ220mmスポンジカバー(SGB-220、itech)を3本入手し、脚の背面に両面接着テープを貼ってカバーの長さ方向に切ってカット部が両面接着テープ上になるように巻きつけて接着しました。
SBH-120 (132g) と SBH-100
(98g) |
接写用に1980年代後半に入手したのですが、後継機のCX-460 miniが登場するまで、Velbonのカタログに長く掲載されていた製品です。設計は同時代のPX-701Fに共通するものがあります。
写真はテレスコマイクロ8x20DとCoolPix
4500の組み合わせによる超マクロ撮影用のセッティング状態です。「試しに」とSPRINT
PROにテレスコマイクロとの組合せを載せたことがありますが、超マクロ撮影の世界では構図が決まらず、使えないことを実感しました。
(現在は、FinePix
F31fdが本接写用三脚の主となっています。) |
mini-F & Macro Slider (Velbon) |
■ カメラ用クランプ&三脚
クランプ兼ミニ三脚。クランプ部は7cmの厚さまで対応できます。三脚とした時の高さは21.5cm、重さは390g。筒状の支柱の中に三脚を折りたたんで収納する構造がギミックです。CoolPix
4500の時代からデジカメの重量が半減しましたのでなかなか、持ち出す気分になれなくなってしまいました。 |
クランプポッドL
(hama)
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コンパクトデジタルカメラのローアングル撮影のために、上記の重いmini-Fを持ち運ぶのは苦痛です。そこでタイマー撮影を前提に、コンパクトデジカメ用として気軽に持ち運びできるミニ三脚が必要となります。また、このようなミニ三脚、テーブルの上に置いてという使い方もできます。
DCA-016BK(ロアス)
147x40x18[mm], 73[g]
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以前、オクトポッドFR-8(ユーエヌ)として販売されていたものと同種のものです。
使っていて気づいたのが、机の上に置いた時のカメラの水平度の調整に時間をとられること。自由に曲がる脚よりも伸縮、あるいは折り畳みの脚でセットすれば簡単に水平が出せるものが時間の節約になります。 |
E-1650(エツミ)
160x40x18[mm], 120[g]
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上のフレキシブルな脚のミニ三脚の使い勝手を改善したく、ローアングルの撮影も可能とするエツミのE-1650を入手しました。
パッケージから取り出して脚のガタツキが多く、下部のネジを締め付けても改善せず、また、自由雲台のネジ部も隙間が大きく緩みやすいものでした。
そこで分解して隙間の大きい部分には接着剤付の0.1mmのアルミテープを巻いたり、1mm厚のラバーを貼り付けたりして、脚の支持部のガタツキもなくなり、「これだったら」というレベルのミニ三脚となりました。
なお、ついで公称78mmというローアングル高さを70mmに改造しました。3段の脚を伸ばした時の最大高さは265mmで変わりません。
脚部の取り付け部は単なる色違いと思っていたE-1311、E-1312とカメラ量販店で脚の取り付け構造を比較
したところ、全く異なったものでE-1311、1312を選定すれば、改修という面倒なことに直面しないで済んだところでした。
E-1650は雲台のカメラ取り付け面に溝を切ったゴム板が貼り付けてあることも問題を引き起こしています。シャッターを押そうとするとこのゴム板が変形してカメラが傾いてしまうのです。硬い材料に交換することで改善されますが・・。 |
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