携帯電話

SO505i (NTT Docomo)

《 AH-K3001Vへの移行に伴い、本機は休止となりました。 》

 

導入の経緯

SO505i
 SO505i (Sony Ericsson)
 ・ サイズ:105x50x33(mm)
 ・ 質量:約145g
 ・ 連続通話時間:約140分
 ・ 連続待受時間:約400時間


 あと数日でSO505iSの発売ということで、本機が機種変更でも安く販売されていました。少し心が動き、モックを手にしてダイヤル、ジョグダイヤルに触れてみると、操作性がよいのに気づかされました。これはマナーボタンとメモボタンを除くダイヤルボタンの下側が3.5cmと他の機種より長いために片手でダイヤル操作した時にしっかりホールドでき、ダイヤルボタンの配置に余裕があり、操作面が微妙に凹んでいて(複雑な曲面の構成で金型屋泣かせ ・・・)親指操作の窮屈さを軽減していることが理由とわかりました。使っていたD501iのイージーセレクタと本機の操作系が似ていることもあり機種変更しました。(→ 「携帯電話の操作感について」
 液晶がカラーで大きく明るくなって見易く、予測変換機能でメールを含めて入力が楽になりました。「デジタルカメラに携帯電話をつけた」といった記事を見かけましたが、携帯電話としてしっかり作りこまれています。
 実用本位に待受画面設定は左のようにカレンダーと時計表示(省電力モード時はパーシャル時計)、色テイスト選択はTypographyに設定、ウェイクアップ画面もPost Petなどは使わずOFFにしています。伝言メモは1件あたり約20秒と短いですが、DOCOMOの提供する留守番電話(300円/月)の代わりになっています。

 

電子メール

 so-netのWebMail、前機種は表示文字数が少なく使う気になれなかったのが、本機となって表示文字数が増え、画面メモの機能でアクセスキーの入力だけで使え、使い勝手がよくなったことから、モバイルオフィスの最小構成は本機となりました。
 iモードメールではメールの着信が知らされ、即時性という面ではよいのですが、メールが届くと「それに対してすぐレスポンスしなければ」という気分になります。「郵便受けに自分で見に行き、それに対応する」という感覚を大切にしたいこともあり、特別な場合を除いて使うことはほとんどなくなりました。

 

デジタルカメラ機能
測量用航空機の案内看板
国土地理院での撮影例(リサイズのみ)
 SO505iを持ち始めて「便利になったな」と思うのが、「ちょっとメモ代わりに」(無論、問題になっているデジタル万引のようなものではなく、構造物に取り付けられた解説文の類が主ですが)と、デジタルカメラを携行していない時にも130万画素ありますのでそれなりの記録がとれることです。右の写真がその例です。リサイズしていますが、もと画像では十分、文字が読めます。

CoolPix 4500

SO505i

 CoolPix 4500(400万画素、1/1.8型CCD)とSO505i(120万画素、1/3.6型CCD) で撮り比べました。左側がE4500、右側がSO505iでそれぞれ自動撮影でリサイズしたものです。SO505iには「35mmフィルム換算何mmのレンズ 」といった表示はありませんが、E4500(広角側38mm相当)との比較するとそれより若干、広角のようです。
 専用設計のデジタルカメラと、携帯電話内蔵のデジタルカメラ機能を比較するのは余り意味のないことですが、SO505iは下の写真のように、 ラチャードの狭さを感じさせるものです。また、画面周辺の青い空と雲の中にピンクが混じり、周辺光量の低下も見られるようですので光学系もそれなりです。また、暗所での撮影では画像が粗くなる度合いが大きいようです。

 

PIM機能

 PIMの代表的な機能として電話帳、予定表、メモがあり、この携帯電話にも電話帳(1000件が登録可能)は当然として、スケジュール管理、メモ帳(全角50文字が10件まで登録可能)の機能が内蔵されています。そして後述のデータリンクソフトでPCでの入力したものを使うことができます。スケジュール管理は数ヶ月先の曜日を調べる際にカレンダー代わりにも使えます。
 「これで十分」と考える人も多いと思います。
 なお、私の場合はPCPDAをActiveSyncで同期してMS Outlookの予定表、連絡先、また、各種ファイルを使えるようにしているため、本機では電話でのやりとりのある人だけ登録した電話帳のみ使っている状態です。(カメラとの合体より、PDAと合体した携帯電話があれば・・・。)

 

時計、電卓、リモコン機能など

 携帯電話を持ち始めて腕時計を使わなくなりました。しかし、人と一緒にいる時など携帯を机の上に置いてチラッと見る訳にもいきません。そこで次の予定がある時はアラーム設定をし、鳴ったら「申し訳ありませんが・・・」とアラーム時計代わりをさせています。
 本機には10桁の四則演算の電卓機能が内蔵されています。私は関数計算を使うことがしばしばあるため、本機では不足となりますが、出先で携帯電話の電卓機能を使っている人を見て「使う人がいるんだ」と感心したことがあります。
 iアプリとしてTVリモコン機能がインストールされています。私の住まいの東芝のBSデジタルテレビ、VHF放送にはリモコンとして使えますが、BSデジタル放送は操作できません。「内蔵されているリモコンデータに該当するメーカー製のテレビでも、・・・」と断り書きがされていますが、残念ながらそのとおりでした。(TV用リモコンがありますので、「誰もリモコンにさわっていないのになぜ?」と人を驚かすのに使える、というところでしょうか・・・)

 

ケース


純正ケース
SO505i用の純正ケース


f6.4のケース
f.64 Digital Camera Bag
 #2520

 
 純正のケースを用意しましたが、色が目立ち過ぎることからサイズがぴったりなf.64のデジタルカメラ用のケースに変えました。縦・横のどちらのベルトにも対応でき、主にデイバッグのショルダーベルトにつけて使っています。

 

バックアップ

 メモリースティックDuoにデータをコピーし、また、その内容を戻すことができます。バックアップだけならばこれでよいのですが、やはり、入力や編集はPCでしたいものです。取扱説明書の最終ページの近くに「データリンクソフトのご紹介」があり、電話帳、メール、スケジュールなどのバックアップができることが記載されていました。早速、Sony Ericssonのホームページからソフトをダウンロードしました。
 取説にメモリースティックだとコピーできない項目があると記載のため、「USBデータリンクケーブルF001(docomo)で接続か」と考えましたが、ケーブル1本に5,000円かかります。そこで「D501iとPCの接続に使っていた USB-PDC2(I・O DATA)は使えないか」とを試してみましたが、通信できませんでした。しかたなくF001の購入となりました。なお、F001はデータ通信には使えないため、USB-PDC2はむだになっていません。しかし、・・・。

 

【リンク】